乳酸菌飲料とは、「牛乳などを発酵させてから、甘味料、香料、果汁などを加えて、嗜好性を高めた飲み物」ということになっています。(日本乳業協会のQ&Aより抜粋)

そして、メディアや広告文句としてよく言われているのが、免疫力が向上して風邪予防になる、睡眠の質が良くなる、お腹の調子を整える等、様々な健康効果が期待できるとされています。

ここではっきりさせておきたいことが1つあります。

身体に良い「乳酸菌」に甘味料や香料、果汁が加わってしまうとその健康効果は無くなるどころかマイナスになってしまうので、乳酸菌それ自体の働きと加工されまくった「乳酸菌飲料」は別物だと認識して頂く必要があります。

市販の乳酸菌飲料はとても甘くて美味しいですよね。

甘味料がたくさん入っているから飲んで美味しく感じる訳ですが、「糖分」というのは細かく分解すると「ブドウ糖」です。

人の細胞は代謝によってエネルギーを産み出します。

つまり、消化、吸収した糖分は代謝されてエネルギーを産み出し、脳や神経、筋肉の活動の栄養源となります。

しかし、ここで問題なのが大量の糖分が体内に入ってきてそれを代謝する時にビタミンBやビオチン(不足すると脱毛や皮膚炎を起こす)などの栄養素が必要となるのです。

大量の糖分の代謝で、大量のビタミンBなどの栄養素が酵素として使われ減っていく事で体内の栄養状態は悪化し、免疫力が下がってしまうのです。

つまり、風邪の予防どころか風邪を引きやすくなります。

睡眠の質についても同じで、血糖値が爆上がりするため大量のインスリンが必要となります。

食後に眠くなることがあると思いますが、血糖値が上がると血糖値を下げる為にインスリンが分泌されますが、その際に眠気を催すホルモンも一緒に分泌されるので入眠しやすくなります。

しかし、寝る前に乳酸菌飲料を飲むと睡眠中に大量の糖分を代謝しなくてはなりませんので、内臓や脳は大忙しで睡眠の質は悪くなります。

免疫力について

免疫力とは何か、Cloverでは次のように定義しています。

「体液の流れの質」です。

免疫力が高いとは、体液の流れが良い状態を意味します。

体液の流れと免疫力がどう関係しているのかは生理学の知識が必要になりますが、簡単に言うと、体液が流れることによって酸素や栄養素が細胞に届き、老廃物が排出されます。

私たちの身体は細胞から構成されていますので、細胞もしくは内臓や脳がしっかり働けるかどうかは体液の流れが左右しているのです。

よって、どれだけ多くの栄養素を摂取しても、それを届ける為に必要な体液の流れが悪いと隅々まで行き届かないし、老廃物も蓄積してしまうのです。

では、免疫力が体液の流れの質なのであればその流れは何が担っているのか。

それが、当院で皆さんにお伝えしている「脳呼吸」です。

つまり、頭蓋骨の動きです。

ここでは脳呼吸の詳しい話は割愛しますが、免疫力を左右するのは脳呼吸なのです。

脳呼吸がうまく出来なくなる原因は、ストレスや脳疲労です。

脳呼吸に与えるストレスを軽減させる為に私たちが自分で出来ることの一つは、軽めの運動(20〜30分くらいのウォーキングなど)です。

運動不足を自覚されている方は多いかもしれませんが、運動のし過ぎは活性酸素を大量に発生させてしまうので免疫力は下がってしまいます。

口から摂取した食事は胃や腸で消化、吸収され、肝臓で処理されますが、この内臓を管理・コントロールしているのが脳です。

つまり、食事量が多ければ多いほど、脳の働き(仕事量)も増え、疲労は蓄積していきます。

是非、免疫力を下げないためには軽めの運動や腹八分目の食事量を心掛け、間違っても甘くて美味しい乳酸菌飲料などで免疫力を下げないようにして頂けましたら幸いです。

不眠・頭痛には水流改善整体

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