運動は健康にいいのか

みなさんは普段、運動はされていますか？

何か好きなスポーツがあってそれに打ち込んでいる方、健康のために運動をされている方、ダイエット目的の方など、「運動」の目的は人それぞれかと思います。

今回は健康面から見た「運動」についてお話させて頂きます。

健康のために運動はするべきか

何か身体に不調があって病院に行ったり、健康診断を受けた際に、「もっと運動をしましょう！」という指摘を受けたことがある経験はありませんか？

テレビや雑誌などの健康情報でも「運動」について積極的に取り上げられていますし、ジムの数も年々増えています。

健康のために運動をしようと考える方は少なくないと思います。

では運動は健康にいいのか、運動不足で病気になるのか。

結論から言うと、どちらもNOです。

むしろ運動は、やり方やタイミングを間違えると健康被害を引き起こすこともあります。

実際に健康のために普段運動を推進している病院でも、救急で運ばれてきた方や、緊急入院が必要な方には運動はさせませんし、むしろ安静の指導がされます。

みなさんももし風邪を引いて高熱を出しているとしたら、身体は動かさずにゆっくり休む選択肢を取るかと思います。

上記の例えは少し極端に感じるかもしれませんが、健康のために実践しましょうと言われている「運動」は、実は「健康のため」にはやるべきではないのです。

運動は疲労を引き起こす

ではなぜ体調が悪いときに運動をしてはいけないかといいますと、運動は「疲労」を引き起こすからです。

好きなスポーツをやっている際や、運動に集中している際などは、アドレナリンが分泌されるため気付きにくくなりますが、どんな運動であっても必ず「疲労」が生じます。

そして病というのもまた、普段の日常の「疲労」の蓄積によって引き起こされます。

そのため体調が優れないときは運動はせずに休養をとるべきなのです。

運動のメリットについて

もちろん運動をすることによるメリットもあります。

運動をすると筋肉が付き、心肺機能が向上します。

その結果、激しい負荷のかかる運動に耐えられるようになります。

スポーツなどで何か目標があり、それを達成するためにはこれらを鍛える必要もあるでしょう。

また運動すると血流が良くなるため、固まってしまった筋肉が柔らかくなり、運動後は肩こりや腰痛などの身体の症状が一時的に和らぐこともあります。

リフレッシュ効果もあるので、運動後はスッキリしたり、精神的なストレスも解消されます。

しかしながら気を付けなければいけないのが、運動をすると（疲労感を感じているかどうかには関わらず）必ず身体に疲労が蓄積するという点です。

そのため運動をした日は、より多くの睡眠をとって疲労を解消する必要があります。

デスクワークについて

デスクワークが身体に良くないというイメージはみなさんお持ちだと思います。

デスクワーク＝運動不足、だから身体に悪い、解消するために休みの日に頑張って運動をする。

このようなお話も良く聞きます。

デスクワークは確かに身体に悪いです。

なぜなら「長時間同じ姿勢を維持する」という行為は実は運動と同じことで、脳や筋肉に大きな疲労をもたらすからです。

つまり、デスクワーク＝運動不足ではないこと、デスクワークによる疲労の蓄積は「運動」によって解消できるものではないということです。

疲労を解消・予防するために必要なこと

身体の修復作業は、夜間寝ているときに行なわれます。

そのため疲労を解消するためには睡眠を多く取るしかありません。

またデスクワークの方は、身体への疲労の蓄積を防ぐために、長時間同じ姿勢になり続けないように気を付けることも必要です。

お仕事中に大変だとは思いますが、15分に1回軽く立ち上がるだけでもいいでしょう。

勘違いしていけないのは、運動は疲労を解消する行為ではないということ。

スポーツ中やその直後は、スッキリ感があったり、肩こりや腰痛などの不調が軽くなったりすることはありますが、あくまでそれは血流が良くなることによる「一時的」な反応で、疲労自体がなくなっている訳ではありません。

むしろ身体を動かすのですから、運動をすればするほどさらに疲労が蓄積します。

身体に不調がある際は運動をするのではなく、ぜひ休養を取ること意識して下さい。

疲労改善には水流改善整体を

水流改善整体を受けて頂くと、全身の体液（血液・脳脊髄液・間質液・細胞内液・リンパ液）の流れが良くなります。

これらの体液には、細胞に溜まった疲労物質や二酸化炭素を回収し、体外に排出する働きがあります。

つまり水流改善整体は、体液の循環を促すことで、疲労を解消する効果があるということです。

睡眠時間を長時間確保できないという方も、治療を受けて頂くことで、睡眠中の身体の回復力が上がります。

仕事や学業、スポーツの疲労が中々抜けなくてお困りの方はぜひご相談ください。