みなさんは普段、牛乳を飲んでいますか?

美味しいから飲んでいる方、骨を丈夫にするため、健康のためと思って飲んでいる方もいらっしゃると思います。

逆に牛乳は身体に悪いという話を聞いたことがあるから飲まないようにしている方、牛乳を飲むとお腹を壊したり体調を崩してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

普段あまり意識する人は多くないかもしれませんが、乳製品として何かしらの食品に使われており、気付かないうちに摂取しているのも牛乳の特徴です。

牛乳は健康に役立つ食品なのか

牛乳は完全栄養食、カルシウムといったら牛乳というイメージが持たれがちです。

しかしながら結論から言いますと、牛乳は栄養価によるメリットよりも、健康にもたらすデメリットの方が大きい食品です。

また牛乳に含まれている栄養成分は他の食品で十分に摂取することが可能です。

ここからは、普段牛乳が好きで飲んでいる方にとってショックな内容も含まれているかもしれません。

お気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、健康のために続けていたことがかえってマイナスの結果になってしまうことを防ぐためにお話しさせて頂きます。

牛乳だけを飲んでも骨は丈夫にならない

骨粗しょう症などで牛乳を積極的に飲んでいらっしゃる方はショックを受けるかもしれませんが、牛乳をたくさん飲んだからといって骨が丈夫になることはありません。

牛乳にはたしかにカルシウムが含まれていますが、マグネシウムとのバランスが悪いです。

(理想的なカルシウム:マグネシウム比率が2:1から1:1なのに対し、牛乳は11:1)

骨を強くするために必要なのはカルシウムだけではありません。

マグネシウムを始めとしたミネラル、ビタミンとのバランスが大切です。

牛乳をたくさん飲むと骨が弱くなる?

牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度が急激に増えます。

血中カルシウム濃度が高すぎる状態は良くないので調整がされますが、その際に骨に貯蔵されているミネラルが必要になるため、なんと骨が分解されてしまいます。

そのため牛乳をたくさん飲むことによるカルシウムの過剰は、逆に骨を弱くする原因となります。

骨を丈夫にする目的で牛乳を摂取するのはおすすめできません。

カルシウムを摂取するなら小松菜やチンゲン菜、海藻類がおすすめです。

牛乳のタンパク質は消化に悪い

健康のために牛乳を控えて頂きたい理由の一つに、牛乳に含まれているタンパク質である α-カゼインがあります。

カゼインというタンパク質にはいくつか種類があるのですが、牛乳に最も多く含まれているのが α-カゼインです。

カゼインは胃の中に入ると、胃液と反応してカード(乳中のタンパク質が酸で凝固したチーズのような状態)となります。

その中でも α-カゼインによるカードは、粗大で消化が悪いことが日本栄養・食料学会にて発表されています。

腸に炎症を引き起こし体調不良を招く可能性

消化が悪いと何が悪いかといいますと、未消化のまま腸に入ると、腸の粘膜に炎症を引き起こし傷つける可能性があるからです。

その結果、腸壁のバリアが壊されて隙間ができてしまい、そこから本来透過することのできない未消化物質や老廃物、細菌などが体内に侵入してしまい、様々な体調不良を引き起こします。

この状態はリーキーガット症候群(腸管壁侵漏症候群)とも呼ばれ、小麦に多く含まれるグルテンによって引き起こされることで有名です。

未消化の α-カゼインによる影響はまだ明らかになっていないですが、牛乳による遅行性アレルギーとの関連性も指摘されています。

体調がすぐれなかったり、疲れやすいと感じている方が、牛乳・小麦粉食品絶ちをすることで体調が改善されるケースも多いので、頻繁に摂取してしまっている方は控えた方が無難です。

牛乳とガンの関連性

牛乳の摂取量が多い男性は、摂取量が少ない男性は前立腺ガンになるリスクが高くなるという報告もあります。

非乳製品のカルシウム摂取とは関連がみられないことから、牛乳に含まれている性ホルモンが関係していると考えられています。

引用元 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0002916522000387?via%3Dihub

牛乳は多くが妊娠牛のものであるため、女性ホルモンが多く、多量摂取によってホルモンバランスが崩れてしまいます。

また乳製品を含む動物性タンパク質を摂取すると、IGF-1というホルモンの血中濃度が高くなり、ガンの促進に繋がるということも関連付けられています。

牛乳や乳製品は嗜好品程度に

乳牛の多くは牛乳をたくさん取ることができるように育てられています。

妊娠中にも大量に牛乳が出せるように遺伝的に改変された乳牛が用いられ、そのエサは遺伝子組み換えされた海外の穀物が主流です。

病気も発生しやすいので抗生物質も投与されますし、海外ではホルモン剤の投与も懸念されます。

それらがいかにして健康被害と繋がっているかの原理はまだ明らかになっていない部分も多いです。

しかしながら牛乳を飲むことによるその他のガンやアレルギー、甲状腺トラブル、自己免疫疾患、月経異常などとの関連が指摘されているのは事実ですし、牛乳が100%安全で健康被害とは無関係であるという根拠もありません。


以上の理由から、牛乳を飲むことにより実際に起こるデメリット、また起こりうるデメリットを考えると、牛乳は健康に役立つとは言えません。

牛乳はそのまま飲んでも美味しいですし、料理にも多く使用されます。

今回のブログを読んで頂いて健康面での不安を感じた方は、牛乳の代用品として豆乳やオーツミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルクなどを用いると安全です。

また牛乳がお好きな方はあくまで嗜好品として、大量に摂取しないように気を付けながら召し上がって下さい。

今回ブログではお伝えすることができなかった内容もまだございます。

牛乳に関しての疑問や、それ以外での健康のお悩みがございましたら当院にいらっしゃった際にぜひご質問下さい。


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