今回は喘息についてお話させていただきます。
喘息の症状について
喘息(気管支喘息)は、呼吸をする際に空気の通り道となる気管支が、慢性的に炎症を起こしている状態です。
炎症によって気管支が狭くなるため、呼吸をするときにヒューヒューというような音が鳴ったり、呼吸が苦しくなったり、咳を伴う呼吸困難の発作などの症状が現れます。
このような発作は、夜寝ている際に起こりやすいため、睡眠の質の低下に繋がってしまうこともあります。
喘息の薬について
病院では、ステロイド系の薬や、気管支拡張薬が処方されて治療が行われます。
ステロイドは免疫反応を抑え、炎症を鎮める作用があります。
また気管支拡張薬は、気道の近くの筋肉を弛緩(ゆるめ)させることによって、気管支を拡げる薬です。
いずれも炎症によって狭くなった気管支に対して、呼吸をしやくするために作用します。
症状が強く出ていて呼吸困難に陥っている際には、非常に効果的です。
しかしながら薬はあくまで症状を一時的に抑えるだけのもので、喘息を根本から改善させることはできません。
喘息と薬について
ステロイドというと、薬というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は本来は人間の体内で作られている物質(ホルモン)です。
ステロイドホルモンは、副腎(ふくじん)という内臓と、脳の働きによって必要に応じて作られ、過剰な炎症を抑える働きがあります。
脳や副腎の機能が落ちてくると、ステロイドホルモンの調節が上手くできなくなり、喘息を始めとした炎症症状が強く出てしまうのですが、薬を使い続けるとこの調節がさらにできなくなってしまいます。
外部から人工的に合成されたステロイドを体内に入れるため、脳や副腎が混乱してしまい、いつステロイドホルモンを作ればいいのか、どれぐらい量を出せばいいのか分からなくなっていくのです。
また気管支を拡げたり、狭くしたりするのも本来は自律神経の働きによって調整されているのが正常です。
運動をするときなど空気をたくさん吸ったり吐いたりする必要性があるときは気管支は広がりますし、リラックスしているときは体内に異物が入りにくいように適度に狭まります。
喘息を根本から治療するためには、薬に頼らず自らの力で気管支の炎症を抑えること、そしてそのために脳と自律神経と内臓が正常に働いていることが必要になります。
アレルギー喘息とは
喘息でお悩みの方の中には、ダニやハウスダスト、花粉や黄砂などに反応して症状が悪化する方もいらっしゃいます。
寒冷刺激(急に外に出て冷たい空気を吸った)ことによって発作が起こることもあります。
もちろんダニや花粉などの異物は、体内にできれば入って欲しくない物質です。
大量に吸い込んでしまった際には、咳やくしゃみなどで追い出そうとする反応(免疫反応)が健康な方でも現れます。
しかしながら自律神経の働きが落ちていると、少量の異物(アレルゲン)に対して過剰に免疫反応を起こすようになってしまいます。
この状態がいわゆるアレルギー喘息です。
喘息の治療には水流改善整体®を
喘息を根本から改善させるためには水流改善整体がおすすめです。
水流改善整体は全身の水分(体液)の流れを良くする治療法です。
人間の身体の60%以上は水分でできています。
水分(体液)といいますと、「血液」を思い浮かべる方が多いかと思います。
血液は血管の中を流れる体液ですが、実はその量は総量の5~8%しかありません。
人間の体内には血液以外にも体液が多くあり、身体を機能させるために循環しているのです。
水流改善整体は、脳(自立神経)や気管支、肺や横隔膜などといった、喘息と関わりの強い内臓の機能を高める治療です。
脳や内臓の細胞に、酸素や栄養を届け、老廃物を回収する脳脊髄液や間質液という体液の流れを良くするのです。
専門的で難しく感じるかもしれませんが、全身の体液の流れを良くすることで、喘息の原因となる炎症を、自らの持つ自然治癒力で治せるようにするということです。
喘息でお悩みの方、または周りに喘息で辛い思いをしている方がいらっしゃる際はぜひご相談いただければと思います。
不眠・頭痛には水流改善整体
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