厚生労働省によりますと、2022年時点での65歳以上の高齢者人口は3,627万人で、高齢者人口率は29.3%といわれています。

その中で認知症の有病率は12.3%、軽度認知障害の有病率は15.5%とのことです。

つまり現在わが国には、約443万人の認知症の方と、約558万人の軽度認知障害(予備軍)の方がいらっしゃるということになります。

また日本の総人口は減少傾向にあり、2065年には総人口が9,000 万人を割り、高齢化率は38%台になると推計されています。

高齢化が進むという事は、すなわち認知症の高齢者も増えるということです。

そのため認知症は、超高齢化が進む日本において、決して放って置くことができないテーマとなります。

そして認知症の大きな問題点は、一緒に住まれている方あるいは介護をされている方など、周りの方々の負担となってしまうということです。

認知症の原因

認知症はアミロイドβやタウ、レビー小体などが脳内に蓄積することによって発症します。

これらは異常タンパク質と呼ばれ、簡単に言ってしまえば脳内で発生するゴミのことです。

本来であれば代謝されて排出されるべきなのですが、これらのゴミが蓄積して脳の神経細胞を破壊し、脳が萎縮している状態が認知症です。

ダメージを受ける脳の場所によって症状は異なりますが、記憶力が落ちたり、時間や場所の感覚がなくなったり、あるいは感情の抑制ができなくなったり、社会のルールが守れなくなるなどといったことが起こります。

ではなぜ脳内に異常タンパク質が蓄積してしまうのかといいますと、「老化」が原因となります。

そんなの当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、注意していただきたいのが、「老化」と「加齢」は違うということです。

「老化」は確かに年齢と共に少しずつ進行しますが、度合いは人によって異なります。

同じ年齢でも生活習慣によって、病気で早死にしてしまう人もいれば、見た目も若々しく元気な人もいますよね?

「老化」とはつまり細胞自体が老化することで、疲労が蓄積することが一番の原因となります。

ひとえに疲労といっても、仕事によるもの、運動によるもの、生活環境によるものなど様々あります。

脳の疲労を取り除く唯一の手段が睡眠ですので、「老化」は睡眠不足によっても引き起こされます。

また長期的な薬の内服や、食生活の悪化によっても細胞は老化します。

薬の成分や食品添加物、化学物質が体内に入ると、それらは脳と内臓の働きによって解毒処理がなされ、体外に排出されます。

少量でも、この解毒・排出の流れで脳や内臓が必ず疲労します。

その量が多く、そして長期間であればなおさらです。

西洋医学における認知症治療

認知症の治療で現在使用されている薬は現在数種類ありますが、根本的に認知症の進行を止める薬はありません。

また薬はあくまで症状を抑えるものですので、脳細胞を復活させたり、機能を取り戻すこともできません。

薬を飲み続けていても最終的には認知症は進行します。

認知症の薬の作用は、残された脳細胞を薬によって強制的に興奮させることによって、少しの間でも覚えたり考えたりする働きを出すことです。

しかしながら効果を長期にわたって出し続けることは現状難しく、記憶障害や行動障害を劇的に改善させるほどの効果も期待できません。

水流改善整体®で認知症の予防・治療を

脳細胞から発生するゴミは、脳脊髄液と呼ばれる体液によって回収されます。

そのため認知症を防ぐためには、脳脊髄液が循環していることが大切です。

脳脊髄液は正常な状態であれば、脳細胞に酸素や栄養を供給した後、細胞内から出た老廃物を回収して、頭蓋骨の外へ排出されます。

しかしながら疲労の蓄積により、頭蓋骨が歪んでくると、古い脳脊髄液が頭の中に溜まりやすい状態になってしまいます。

脳脊髄液の流れを良くするためには、専門の治療を受ける必要があります。

一般的に行なわれているマッサージなどの治療や、運動・ストレッチでは血流を良くすることは出来ても、脳脊髄液の流れが良くなることはないからです。

当院で行なっている水流改善整体は、脳脊髄液を含む全身の体液の流れを良くする治療法です。

治療を受けていただくことで脳脊髄液が循環し、実際に頭蓋骨の大きさも変わります。

是非、認知症の予防や改善に、水流改善整体を受けていただければと思います。

ご自身や、ご家族の認知症のお悩みなどございましたら、お気軽にご相談ください。