腕の内側から指先にかけて走行する尺骨神経という神経は、手首の部分でギヨン菅と呼ばれるトンネルを通ります。

この部分で神経圧迫を受け、神経症状がおこる疾患をギヨン菅症候群といいます。

同じく尺骨神経が、肘の内側で圧迫されることによっておこる肘部管症候群という疾患もございますので、是非過去のブログも参考にして下さい。

ギヨン菅症候群の症状

尺骨神経が圧迫されることにより、小指~薬指の半分にしびれや痛みが生じます。

症状が悪化すると小指や親指の付け根の筋肉が萎縮し、凹んでみえるようになります。

手の細かい動作が困難になったり、指を交差させたり閉じきることができなくなり、顔を洗う時などに手で水をすくえなくなります。

また親指で物を挟むことができなくなり、ペンや箸を使う動作も困難になります。

ギヨン菅症候群の原因

ギヨン菅は手をついて書いたりマウスを使う際に机に当たる部分、手の小指側の付け根に存在します。

骨折やガングリオンなどの腫瘍により神経が圧迫されることもありますが、多くの場合は手首の使い過ぎが原因となります。

手首を酷使する仕事(マウス操作、ハンマーや振動工具の長時間使用、車やバイクの運転など)をしている方に多くみられます。

またギヨン菅症候群は、長時間自転車を運転する際にハンドルで手首が圧迫されて発症することも多く、サイクリスト麻痺とも呼ばれます。

Cloverでのギヨン菅症候群の治療

ギヨン菅症候群は手首の部分での神経圧迫が原因となりますが、姿勢や骨盤の歪みや、腕から肩甲骨にかけての筋肉の緊張による影響も大きいです。

痛み止めや湿布薬、手首への超音波や電気治療だけでは中々症状が改善されないこともあります。

Clover鍼灸整体院では骨盤と脊柱の歪みを調整し、全身の筋膜の繋がりを利用して治療を行います。

神経の圧迫部位とは異なる本来の原因となっている部分にアプローチすることで、ギヨン菅症候群の症状が改善されます。

気になる方は是非ご相談ください。

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